中国内蒙古自治区での実験報告
内蒙古自治区 奈曼旗(ないまんき)の状況と目的
砂漠化は、当面世界的に深刻な生態系の問題であり、その中でも中国は世界の中でも砂漠化の深刻な被害国となっている。中国の砂漠化面積は332.7万平方キロメートルで、国土面積の約34.6%を占めている。その中で、内蒙古自治区は砂漠化面積の一番多い地域であり、毎年砂漠化の被害に見舞われ、農業生産、特に食糧生産に対するマイナスの影響に大きい。
奈曼旗地区は内蒙古自治区内の代表的な砂漠化治理の試験地域である。しかし、資金と技術等の制約によりこれまでの砂漠化治理の試験活動は主に防風林の造成に力が入れられた。燥地に特に適したミネラルを含む有機肥料、植物植物育成剤「グローバルグリーン」を使用しての本実験の目的は、砂漠地の緑化、土地改造で、ひいては改造された土地での食糧増産を図ることである。
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小学校を寄贈
この計画の実行に参加して、技術的な支援以外にも課題がある事が解って来ました。それは定住者が今後次世代、次々世代と定着するためには優秀な後継者の育成が重要であると、日本グローバルグリーン協会は考えました。そこで奈曼旗政府に小学校の建設寄付を提案、同政府もこれを受託、1998年より児童200人が勉学できる規模の「中日友好緑外緑希望小学校」と銘銘した学校建設に着手し、1999年6月20日に無事竣工、開校祝典を挙行されました。
この小学校の建設資金は、日本グローバルグリーン協会の多くの個人会員が毎月1,000円ずつ長年にわたり積み立ててきたものです。
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パソコンの寄贈
2001年9月9日日中友好緑外緑希望小学校に、今度は教育用としてコンピューター及び付属機器を2セット寄贈した。生徒たちがそのコンピューターを使っている実習状況です。
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